倉敷ガラス !!


更新日 2013.7.5

  

はじめに

倉敷ガラスは、1個1個手作りの口吹きガラスです。
作っているのは、岡山県倉敷市在住の小谷真三さんで、小谷さんの作る口吹きガラスを倉敷ガラスと呼んでいます。
これから紹介する吹きガラスは、小谷さんの40歳から50歳の頃のものです。
私は、小谷さんの口吹きガラスが好きで、独身時代は倉敷に通い夢中で蒐集しました。
倉敷ガラスを紹介する写真は、色々見かけますが使用した例は、なかなかお目にかかれません。
我が家では、日々、何かしらの倉敷ガラスを使用して其の魅力を楽しんでいます。
それでは使用例を少しずつ紹介いたします。

 

使用例1

壷にグラニュー糖を入れています。


倉敷に約半年暮らした事があります。
その時、宿泊先の奥さんが持っていた花瓶だと記憶しているのですが、それを見せてもらったのが倉敷ガラスとの最初の出逢だと思います。
これを、粒江というところで小谷さんという人が吹いているという話でした。
今思えば初期の倉敷ガラスで、色は濁り欲しいとは思いませんでした。
暫くして倉敷の町に慣れると、休みの週末になると美観地区に行き観光客の少なくなる夕方よく散策しました。
観光地で雨に降られるのは嫌ですが、倉敷の雨が上がった後の輝きの増した柳と道路に街灯が映るのを見るのは好きでした。
その頃の倉敷で倉敷ガラスは、大原美術館北の、ちぐさ、倉敷民藝館の川を挟んだ向いの黒田工芸店、倉敷アイビースケアーの売店、倉敷民藝館の南の日本郷土玩具館のみに並んでおりました。
それは小谷さんの経済的協力者としての側面が大きく、倉敷民藝館の外村さんの存在があったと思われます。
その中で、ちぐさの店先は、太陽が射し込む場所なのでワイン入れのなどの倉敷ガラスがピカピカ光輝いて綺麗でいつしか好きになっていました。
倉敷ガラスの並んだ店は仕入れ時期の違いか各々異なつた物が並んでいたので収集する側にとって有り難く、収集するのには良い時期だったと思います。。
小谷さんにとって心身ともに充実した時期だったと思われ、新しい形の倉敷ガラスが次々と誕生して、その魅力で収集する意欲も湧きました。
*2010年小谷さんは80歳(傘寿)を迎えました。
目次


余 談 1

この壷は、結婚記念の思い出の品です。
普段コーヒーを飲むときに使用しています。
コーヒーシュガーより白い色が合うような気がします。
吹きガラスの蓋物は、本体と蓋の径が合致しないと,ガタガタだったり入らなかったりと、とても難しく技量が必要だそうです。
腰の張りがとても気に入っています。





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